モバイルSuica(スイカ)/Viewカードとの紐付けならメリットは高い (0)

このエントリーをはてなブックマークに追加
モバイルSuica(スイカ)
評価点数 星3つ(3)

レビュー内容

モバイルSuicaの他のSuica(My Suica,クレカ一体型Suicaなど)と比較した時のメリットは

1. 場所・時間を問わずに登録クレジットカードからのチャージ、残高確認、首都圏近郊の普通列車グリーン券購入が可能
2. モバイルSuica独自のサービスとして、Suica特急券やエクスプレス特約(共に新幹線関連)などが利用できる
3. Viewカード以外のクレジットカードからもチャージが可能

の3点が大きなものだと思います。Suicaは今のところ、交通系電子マネーとしては使用可能エリアが最も広いと思われますが、Suicaのエリア以外の者が利用しようとした場合、クレジットカードからのチャージが著しく不便になる(ViewカードからSuicaへチャージをするために必要となるビューアルッテは、JR東日本のエリア以外では名古屋・福岡のビックカメラなどごく一部の場所にしか存在しないため)という問題点があります。しかし、モバイルSuicaを用いればその欠点を埋めることが可能になると思われるので、JR東日本のエリア以外にお住まいの方でSuicaを使用したい人にも、選択肢の一つとしてお勧めしたい存在に見えます。

けれど一方で

1. 完全な電池切れの際に改札が通過できなくなる
2. 携帯故障の場合、故障の程度によっては手数料を払ってのSuica再発行を要する
3. Viewカード以外のクレジットカードと紐付けた場合、1000円の年会費がかかる

などという大きな欠点も幾つかあり、万人にお勧めできるとはまだ言い難い面があるのも事実だと思います。特に3.は重要で、一般的な還元率0.5%のクレカでは年に20万円、1.0%と比較的還元率が高いカード(楽天・ヨドバシなど)に紐付けた場合でも年に10万円は利用しないとペイできない計算となるため、タイプ2(提携会社発行)のカードでもいいのでViewカードに紐付けるのを前提としないと、あまり利用するメリットが生まれてこないかもしれません。銀行系カードを中心に、モバイルSuicaへのチャージをポイント付与の例外としているカードがいくつか存在する点も、注意すべきでしょう。

Viewカードのタイプ1(本体発行のもの)を用いてモバイルSuicaにチャージした場合、Suicaポイントなどを考慮しなくても(ビューサンクスポイントだけで見ても)還元率は1.5%と、ポストペイ/プリペイド型共に含めた全般で見てもかなり高い部類に入る電子マネーになったりもするため、やはり「View(可能ならタイプ1)カードと紐付けて利用する」のが最も良い電子マネーといえるでしょう。

(なおタイプ1/本体発行のViewカードは500から1000円程度の年会費がかかるものが普通ですが、「ビックカメラSuicaカード(年1回の利用を条件とする)」や「View Suicaリボカード(月3万円までなら金利手数料なしでリボルビング払いを利用可能)」など年会費無料のカードも存在しますので、モバイルSuicaを利用したい人はこれらを候補に入れてもいいと思います。)

電子マネーレビュー検索

まだレビューへのコメントはありません。あなたが投稿したレビューなら補足としてコメント投稿することができます。また、レビュー者以外なら、賛同意見や、レビューの間違いを指摘する為にコメントすることもできます。