Suica(スイカ)【半導体不足の為、一時販売停止】/ビューカード以外のクレカで単発チャージできないのが不便 (0)

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Suica(スイカ)【半導体不足の為、一時販売停止】
評価点数 星2つ(2)

レビュー内容

首都圏在住で都内へ電車通勤のため長年使ってきましたが、単発チャージが現金が基本で、原則クレジットカード(ビューカード以外)不可というのがけっこう不便なので、昨年モバイル版に乗り換えました。


新型コロナの時期に入る前は、よくあると思われる通勤定期の形で使っており、いったん自分のクレカで立て替え購入し、後日勤務先にて精算という流れで、その際、定期以外で使うであろう額も上乗せして一緒にクレカチャージしていました。
当時から、定期を買った際のチャージ額がなくなって追加で単発チャージをすることもあったので、その際は原則クレカが使えず現金のみということは把握していました。
その頃は、定期のようなまとまった額(万単位)以外は現金払いの生活でしたし、単発チャージは頻度も低かったため支障はありませんでしたが、コロナ時期に入って在宅勤務(=出社はごくたまに)になると、これがけっこう効いてきます。


私の場合、出社はだいたい週1回程度になり、そうなると定期は当然無駄なので取りやめ、普通に単発で乗車することになります。
額としては1往復すると千円を超え、月4往復すると5千円超です。
コロナ時期に入って、またそれ以前からの世の流れもあり、私もキャッシュレスの方向に舵を切ったのですが、大した額ではないものの最もネックになったのがこのSuicaへの現金チャージです。
もちろんチャージしてしまえばその先はキャッシュレスですが、そういう不完全な形ではなく、もはや外出じたいが憚られる世になったわけで、「ATMに行かない生活」を目指す上で大いに障害となりました。


交通費その他諸々、自分で一時立て替えた費用は勤務先からは現金で渡され、これはこれでいかがなものかとは思いますが、現実問題として現金のみという支払い先は厳然として存在するため完全なキャッシュレスは無理で、ちょうどそういった支払い向けとしてこの現金支給は役立っています。
よって、キャッシュレスで購入できるものはそれで決済し、その精算金として受け取った現金で、現金のみの支払い先に払う、という、いわば「勤務先がATMになった」とでも言える形です。
それで、月の立て替え払いで一番大きいのが交通費なので、ここが現金が必要となると、この「勤務先ATM」が成立せず、少額ながらいつまで経ってもATMに行って現金を下ろさなければなりません。
上記の通り額はわずか5千円程度なのですが、ちょうど現金のみの支払いも月5千円くらいであり、ここが解決すると実質ATMにほぼ行かない生活が完成し、気分的にすっきりします。


といった問題があって、そうなると解決法は二択になります。
カード型への単発チャージができるビューカードを作るか、カード型はやめてスマホ等のモバイル型にするかです。
正直、どちらもあまり気は進みません。
できたら、カード型で普通に他のクレカでもチャージできるようにしてほしい。
まあこの方式は駅に行かないとチャージできないという面では後進的ではあり、ATMに行きたくないと言ってる身としてはATM同様タッチパネルぺたぺた触って非接触面では不完全なのですが、電車に乗るということじたいが当然外出を伴うわけで、その際に駅で月1回程度チャージするくらいならありかな、と。
上記の通り定期を買う際は一般のクレカが使えますし、そこへの同時上乗せチャージもできるため、技術的には可能なはず(券売機の種類によっては可・不可はあるにしろ)です。
まあよくあると思われる、自社系列以外のクレカへの手数料を嫌ってということと思いますが、モバイル型では他のクレカも対応しているわけで、カード型での単発チャージだけ非対応としているあたり、嫌がらせ的な扱いにも思えます。
少し調べてみると、JR東としてはカード型からモバイル型への移行を促したいようでもあり、だったらまあ仕方ないのかなとも思いますが…。


で、じゃあその二択のうちどちらにするか、個人的には、それでなくても電車利用の機会が激減している中、今さらビューカードを作るというのはどうにもその気になれません。
過去1990年代に、当時おそらくできて間もない頃だったかもしれませんがビューカードを作ったことがあり、ただその後何年か通勤で電車を使わない時期もあったりで解約した経験もあるので、それも今さら感に拍車をかけます。
また、こういう風に特定の企業やサービスに寄ったクレカというのも、こういった昔の経験からあまり好まないようになっているのが大きいですね。
その時々に応じて、よく利用する企業やサービスのクレカを作ってメリットを享受するというのも一手ですが、あまりマメな気質でもないので一旦作ったのをダラダラ使い続けがち、なのでクレカはなるべく汎用性の高いのを数少なく長く使う、と考えています。
それで結局はモバイル型を選んだのですが、これはこれで、今までスマホでの決済はコード決済しか使っておらず、おサイフケータイ機能を使うものは何となく設定など面倒そうなのと、そもそもスマホを決済に使うということにやや抵抗感がある(決済はカード型のもので行いたく、スマホで金銭を扱うのはなるべく避けたい。ネットバンキングもスマホでなく基本PC)ため、コード決済すら必要最少限の利用に留めたいところ、そこへ来てさらにおサイフケータイをトッピングというのはどうにもこうにも、という感じです。
とは言え背に腹は代えられず、現金チャージよりは良いかとスマホ(アンドロイドの機種です)にSuicaを入れることにし、サブとしてSuica機能付きのスマートウォッチも使い始めました。
モバイルSuicaのレビューは別途そちらに投稿します。


決済手段としての機能面では、交通機関はかなり便利ではあるものの、時に意外な不便さも感じます。
今までの経験上、首都圏以外はそれほど頻繁には行きませんが、関西圏(大阪、京都、神戸、奈良)と北陸では、JR以外含め利用した鉄道は主要と思われる路線はほぼすべて対応していました。
また昨年初めての九州として鹿児島に行き、交通はほぼレンタカーだったので鉄道は使わなかったものの、鹿児島駅でのコインロッカーでは利用できたので、鉄道も使えそうと思いました。
しかし一転、同じJR東管内であるはずの青森駅周辺のJRにて使えなかったのには驚きました。
どうも調べるとJR各社や私鉄各社どうしでの連携は進んでいるものの、各社管内では都市部で利用できるのが主で、地方に行くと非対応ということらしく、管轄が異なる西日本などで使えても同じ東日本内で使えない所がある、ということのようです。
このあたり、鹿児島が対応しているのなら青森も、とも思ったりしますが、調べたら今年5月からようやく使えるようになるようですね。


交通機関以外の決済は、確かに使える店は多いですが、ポイントが貯まるのは駅ビルなどわずかのようで、個人的にはおまけ程度の機能と捉えています。
私が利用する店を調べてみると、電子マネー系列だとSuica等交通系とともに広く使えるのは楽天エディと見受けられ、それは使ってないですが上記の通りiDとクイックペイを導入したので、それらが使えればそれで、使えなければコード決済や物理カード(クレカやプリカ)を使い、Suicaを使うということはSuicaのみ対応自販機等以外はまずありません。
Suicaじたいでの還元が駅ビル等以外少なめということと、履歴も店名ではなく「物販」となってしまうあたり、運営側のやる気も感じられないし、使う側としても気分がアガらないということで、あくまで非常用といった感じです。
特に萎えたのがエネオスのセルフスタンドでの給油で、ここはここで、コード読み取り機らしきものがあるのになぜ電子マネーしか対応せずコード決済やらないのかという疑問があったのですが(これは昨年、コード決済ではなく自社アプリにコードを表示させ、このアプリに紐付けたクレカで払うという方式を始めて、希望とは違った形ですが実現されました)、まあ試しに電子マネーとしてSuicaで払ってみたところ、後で履歴を見るにいったん残額すべて引き出された後、代金を差し引いた額をチャージするというややこしい手順で、どうりで何度もかざさせられるなと思い閉口しました。
これは、プリカやデビットがほぼ利用不可という給油の特殊性もあるようで仕方ない面もありますが、ちょっと使う気にはなれませんでしたね。


ICチップ搭載のカードですが、壊れることもあるようで、今まで一度再発行してもらっています。
使い始めたのはおそらく2000年代前半で、15年かそれ以上使い続け、特に前触れもなくいきなり改札で反応しなくなりました。
ちょうど旅行中で、コインロッカーに荷物を入れてSuicaで払うように閉めたので、開けてもらうのに手数料取られたり、以後の旅程は残り少なかったのは幸いでしたがけっこう困った記憶があります。

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