ANA Pay/敷居が低いので、お試しで使ってみました (0)

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ANA Pay
評価点数 星4つ(4)

レビュー内容

現金以外の決済手段はいくつか使っていておおよそ間に合っていますが、いくつかの理由で使ってみることにしました。

決め手は「敷居の低さ」と「支払い方法の多彩さ」です。

先々は不透明ですが、現時点では隙間的に利用しようかと考えています。




前払い式のものはauペイを主に使っていて、クレジットカードでチャージし、モバイルSuicaへもauペイからチャージしていますが、クレカじたいはチャージでポイント付与されるもののauではなく、どこかの経済圏にどっぷり浸るのは、今のところは避けています。

あとは似た印象で後払いのサービスとして、メルカードを発行した状態でメルペイのコード決済やバーチャルカードを利用しています。




航空系はJAL、ANAともマイレージ会員ですが、飛行機に乗る機会はほとんどない(=マイルは使いづらいという印象があり、積極的には貯めていません)のと、決済手段をハシゴしてのポイント多重取りにも惹かれますが手段数を増やすのは避けたいため、航空系ペイはスルーしてきました。

ただ航空系2社ペイを調べてみると、最近リニューアルされたことも含めてけっこう似ていつつも違いもあり、今のところANAならお手軽に始められ、かつ使い道もあるかなと思いました。

その理由は以下の通りです。

(1)すでにマイレージのスマホアプリも入れてあり、その中で始められる。

(2)機能は制限されるが本人確認なしでおおよそ利用可能。(そうなるとおそらく必然的に後払い方式は不可で、当ペイのように前払いとなりますが、それはそれで不正利用などの際は被害額がチャージ額までですので心理的に敷居が低い)

(3)クレジットカードでのチャージが可能、かつカードによってはそのカード満額のポイントも得られる。(auペイへのチャージと同条件)

(4)バーチャルカードが利用可能。

(5)実店舗にて、スマホでビザの非接触決済が可能。




これらのうち、3以外は国際ブランドは異なりますがJALでも可能であり、また本人確認が必要のようですがグローバルウォレットという物理的なプリペイドカードが用意されているという面ではJALの方が拡張性はあるのと、クレカではなく銀行口座からチャージしたいという場合はJALを選ぶことになります。

一方ANAの場合はATMから現金チャージも可能で、これと銀行口座からのチャージのどちらが簡単かは考え方にもよるでしょうけれども、個人的には本格的に使うなら口座からかもしれませんが、とりあえずお試し的に手っ取り早いのは現金チャージかと思われ、その点も敷居の低さはANAかなと思います。




これら、先々JALがクレカチャージ対応したりANAが口座チャージ対応したり物理プリカを用意すると(実際、ANAは口座チャージ対応を予定しているようです)両者ほぼ同じサービスとなります。

ANAが物理カードを始める可能性は低いと予想しますが、両者チャージ方法の拡充は考えられ、もしJALがクレカチャージを始めたら「JALも使うか?」となってしまいます。

また、あれこれ考えているうちにauペイがプリペイドカードを中心に今春リニューアルされるというお知らせがあって1月11日掲載のレビューを書かせていただきましたが、現時点でははっきりしないものの、もしauペイにフェリカ・NFC決済機能(特に、iDやクイックペイだけでなく国際ブランドの非接触方式も)が載った場合、航空系2社ペイの機能をほぼ網羅(JALグローバルウォレットの海外向け機能など除けば)かつそれを超える感じになると思いました。

私の場合、当ペイを使い始めた上記の理由をさらに端的に言いますと「クレカチャージで還元があり」、「審査はもちろん、本人確認なしで」、「(iDやクイックペイでなく)国際ブランドのスマホ非接触決済とバーチャルカードを」、「前払い方式で」利用できるということですので、これらがauペイで満たされると航空系を使う必要はなくなります。

またauプリカのレビューに書いた通り、auは利用履歴がローカルにダウンロードできるという、個人的に重視しているメリットがあります。

(履歴はウェブ上でも良いですが、長期にわたり保存されるかどうかと、サービスを解約すると消えてしまうでしょうから、できればローカルに落としておきたい)




さて、利用に関する理由付けが長くなりましたが、ここから実際の使用感などです。

まずは全体的なことで、バーチャルカードおよび、アンドロイドスマホなのでグーグルペイにビザタッチとiDとして入れてみた結果、当たり前かもしれませんが三者すべて同じカード番号として登録されました。

(メルペイの場合、メルカードとバーチャルは国際ブランドが異なる別個のカードで、当然番号も別々の「2枚持ち」という形になります)




バーチャルカードは、普通に単発で(継続利用などでなく、一般的なプリペイドカードとして)使う分には特に問題なく、とりあえずアマゾンのギフトカードは買えました。

次にやや特殊と思われる使い方として、スマホの各アプリの決済手段として使えるか、具体的には、昨年10月9日にメルカードのレビューとして掲載された投稿にも書いた、d払いと楽天ペイとスキャン&ゴーへの紐付けで、プリペイドですのですべてNGだろうと思っていましたが、意外にもスキャン&ゴーのみ不可でdと楽天は登録でき、実際の支払いもできていて、融通性としては後払いのメルペイバーチャルを超えています。(メルペイバーチャルはスキャン&ゴーと楽天ペイも不可)

こうなると、この2ペイを特殊な形ですがチャージ方式で利用できることになります。

(同じコード決済でも、当ペイのスマートコードでなくd払いや楽天ペイを使う理由は、店舗側の対応範囲もありますし、ペイ側のキャンペーンや少数ポイントの消化などのためです)

また、そうなるとauペイのプリカでもこれら可能かもと考えられますが、気が向いたら試してみようと思います。

それとauプリカと当ペイバーチャルカードでお互いにチャージを試みたところ、いずれも不可でした。




実店舗の支払いは、スマートコードは未使用ですが、まあおそらく問題ないはずと思われます。

ビザタッチとiDは、NFCとフェリカの差か、ビザタッチの方は店によってやや反応が悪く、「カードを離すのが早すぎ」といったメッセージが出てやり直すこともけっこうあり、スマホの機種や個体のせいかもしれませんが、タッチ対応の物理カードよりも落ちる感じです。

特に今回、電子マネーだとその種類を客側に選ばせる(読み取り機のボタンを押させる)のが一手間なウエルシアで、「カードです」と言いながらボタン押さずにスマホかざすのをやってみたかったのですが、そのかんじんのウエルシアで、しかも複数店舗でエラー連発、何回かやってもダメな場合は渋々「iDで」となってしまい、後日ようやく成功しました。

同チェーン普段クイックペイやiDを使うことが多く、エラーになったことはないものの反応時間がどうも他店より長い感じがしますし、またこのANAペイのビザタッチも他店ではほぼ瞬時に済んだりしており、私のスマホのせいもあるかもしれませんが、それよりは読み取り機側のせいではないかと考えています。




使用感はおおよそ以上のような感じで、では今後どのように使っていくか、やはり履歴が基本的にローカルに保存できないというのはネックかもしれません。

メルペイも同じような方式ですが、毎月利用額の支払い完了メールには利用先と金額が書いてあるので、一応それを保存しています。

Suicaは交通機関以外は「物販」となってしまうため交通以外にはほとんど使わず、そんな感じで特定用途の少額・補助的な使い方になるかなと思います。

その交通機関もSuicaなどでなくクレカのタッチ決済で利用するのが広まってきているようですし、ANAペイの用途としてはそのへん(Suicaと同じように交通用)も想定しています。

交通機関でiDやクイックペイも使えれば良いですが、今のところはその動きもないようですし…。

あとは後払いでなく前払い方式ということで、たまにしか利用しないサイトでのオンラインショッピングなど、現在はauペイプリカや後払いのメルペイバーチャルカードを当てている用途に、でしょうか。

あまり活躍する場は大きくなさそうですが、様子を見て使っていきたいと思います。




理想としては、入口は前払いも後払いも選べて、出口はコード決済ありフェリカ・NFCありバーチャル・物理カードありと「全部入り」なもの一つで済ませたいですが、今のところ楽天系(ペイとエディ等)およびメルペイが最もそれに近いと思いつつも完全ではないと感じられ、隙間を縫って各種の手段を使っていくしかないなと思います。

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