WAON(単体発行カード型)/路線バスでの利用 (1)

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WAON(単体発行カード型)
評価点数 星3つ(3)

レビュー内容

今年の春頃から、通勤などで利用している路線バスの運賃支払いがワオンでできるようになりました。
従来は基本現金払い、普段は割安な回数券で乗っており、これも現金払いのみで運転手から購入、定期は学生など一部の利用客に限られ、その他の客は現金か回数券のみという会社でした。


なぜ他社でよくあるSuicaにしなかったのか?という大きな疑問はあり、車内には「Suicaは使えません」と書いてあるものの、当初はSuicaを読み取り機にかざす客が続出していて、運転手も内心うんざりしていたのではないかと思います。
会社がイオンと何らかの関連があるとか、手数料など費用面でSuicaより安い?といったあたりがワオンにした理由かと推測しますが、バスと鉄道を併用する客にとってはシームレス性が損なわれる一方、基本的に還元のないSuicaよりはポイントが貯まるでしょうから、わずかながらもメリットは感じられます。
ただ、運賃じたいは現金と同額の200円で、ポイント還元を差し引くと実質199円(逆に言えば、運賃じたいを値引かれるとポイント付与最低ラインを下回って、還元なしになりますね)、一方他社の場合はSuicaだと現金より数円安く、トータルではやはり他社でSuica利用のほうが割引率が高かったりします。


あとは関係ありそうで多分ないトピックとしては、運行エリアに近年イオンモールができ、その関連での導入かもとも思いましたが、そのモールの最寄駅とモール間は、上記のSuica対応の他社が運行しており、あまり関係ないかなと考えています。


いずれにしても私のように通勤などで定期的に利用する者にとっては、2割以上割安になる回数券一択、ただその回数券を購入するのにもワオンが使えると知り、早速使ってみました。
が、金額がキリの良い額のせいもあって現金ならすぐに買えるところ、ワオンでと言ったら運転手は何やら機械を取り出し、どうも金額を入力している様子、それが終わったら「はい、かざして」という感じで、運転手のほうもまだ慣れていないのか、だいぶかったるい工程、これはやっぱ現金だなと、1回限りでそれ以降は現金購入です。
こういう、キリが良くてあまりお釣りも発生しない額の場合は、なんだかんだ現金のほうが手っ取り早かったりしますね。
とは言え、ワオンで払えばポイントが付くでしょうから、運転手も多少慣れたのではないかと考え、またそのうちワオンで回数券購入をしてみたいと思います。

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レビューコメント

ご当地WAON利用で地域振興(0.1%寄付)も有ってのことでしょう。
良い試みだと思いますので、利用拡大を期待したいですね。