au PAYプリペイドカード(旧:au WALLETプリペイドカード)/少額をチャージして、日常の実店舗決済用に (1)

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au PAYプリペイドカード(旧:au WALLETプリペイドカード)
評価点数 星4つ(4)

レビュー内容

確か2016年あたりに、スマホの買い替えでauショップに行った際にすすめられて作りました。
数年放置してあったのですが、新型コロナの時期に入ってから使い始め、実店舗での日常の少額決済を中心として、案外重宝しています。


ただ、プリペイドカードはやむを得ないようですが一般のクレジットカードより使える範囲がやや狭く、私の場合ですと実店舗ではガソリンスタンド、あと毎月など定期的に請求されるものもほぼ使えず、サブスクなどけっこういくつも普通のクレカで払っています。
例えばアマゾンの場合、単発の注文は当プリカでも可能ですが、プライム会費は不可、という扱いです。
これら、なぜ使えないのか不思議だったのですが、調べてみたらやや納得、要は残額が足りなかった際に何らかの対処をしなければならないため、おそらくその対処の体制を整えるのが面倒というか、対象がプリカだけでコスパ的に見合わないため(Suicaなどは改札出る前に足りなかった場合はチャージできるので、そういった体制を整えようと思えばできるはずです)、使用不可にしていると思われます。
実際、試しに以前Suicaで給油支払いしたらどうなるかと思ってセルフスタンドでやってみたら、一度全額引き出された上で代金を差し引いた額をチャージしているといった履歴になっており、機械に何度もかざさせられて閉口しました。
当プリカの場合は出光のスタンドに限ってはできるようですが、数も少ないですし、私は店舗数が圧倒的なのでほぼエネオスのセルフを使っており、ちょうど2022年夏にクレカを紐付けるアプリが出たのでそれを使っています、


当カードを作った際は、使い方などよく見たら、確か現在よりチャージできるクレカの種類が少なくて私のは非対応、それで放置されることになったと記憶しています。
それがコロナ時期に入って、それまで現金払いだったのがとにかく非接触指向となり、久々に当カードのことを調べてみると私のクレカでもチャージできると知って使ってみることにしました。


使う場所としては、コロナ時期に入るとほぼ在宅勤務になったため、割高なコンビニにはほとんど行かず、ほぼスーパーと、それを補完するためにドラッグストアです。
2022年に入ってからは、同じauペイでもコード決済や、その後も最近はスマホのグーグルペイ内でクイックペイ等使い始めて利用額が分散してきていますが、20~21年の実店舗決済はほぼこのプリペイドカードで済ませていました。
とは言え、元々単身かつ食費や日用品の支出は少なめで、月2万前後の利用額です。


現在は還元率など考慮した結果、決済手段としての優先順位が下がって、クイックペイが使える店はまずそれで、次にコード決済が使える店はauペイやメルペイ等、そしてそれらが使えずクレカのみのような店の場合にこのプリカの出番ですので、3番手ですね。
それでこれが使えない、現金手前の最終手段(具体的には上記のガソリンスタンド等)が普通のクレカ、となります。


同じauペイならコード決済とこのクレカどちらでも良いわけですが、アプリ上での利用履歴の反映が、コード決済だと瞬時に店名まで出るのに対し、このクレカは履歴じたいはすぐ出ますが店名は当初数日「ブランドプリペイド加盟店」といった一律の表示で、具体的な店名が出るのに時間がかかるのと、コード決済だとアプリ上やメールで利用通知が来て安全性が高そう(その他、カードだと当プリカは磁気式でスキミングの可能性とか、店員に渡せばカード番号盗み見の可能性等あり)なため、どちらかというとコード決済を優先して使っている感じです。
今のところ両者還元率に差があるわけでもないですし、カード読み取り機が目の前にあるのに、コード決済でと言ったら「奥から読み取り機持ってきますね」とか言われて面倒そうなら、このカードで払っています。


チャージには上記の通りクレカを使っていて、セゾン発行のアメックスブランド数枚とプロパーのアメックス、あとはライフカード発行のマスターカードブランドを持っていますが、すべて対応しています。
カード会社のポイントについても幸いほぼすべて付与され、プロパーアメックスが基本還元率(最大1%弱)から半減されるほかは、今のところ満額付きます。
昨年、auペイのクレカからのチャージでのポイントが付かなくなるあるいは削減という、本来なら最後まで優遇すべき(とは言えそれは各クレカ会社の判断なので、au単体では如何ともし難いのでしょうが)と思われる顧客への改悪という驚きの対応を聞きましたが、上記のようにフル還元率でポイント付与されるカードも当面存続するのではないかと思います。
特に、このプリカじたいがセゾンとの協業で始まったらしいので、セゾンは当面大丈夫ではないかと考えています。
私の場合、このカードへのチャージはセゾンのゴールドアメックスが0.75%還元と最も高いのでそれを基本に、ライフカードは誕生月に3倍の1.5%となるのでそちらを使ったりしています。
当カードのポンタポイントでの0.5%還元と合わせると、各々1.25と2%となりますね。
グーグルペイ内のクイックペイのほうにはセゾンのパールアメックスを紐付けていて2%還元のため、auペイはその次の優先度になっているという次第です。


還元ですと上記のクレカからのチャージのほか、当プリカから交通系ICへのチャージでポイントが付かなくなるという改悪があったようで、元々モバイルSuicaへのチャージはそれ以前から還元対象外だったとのこと、私は交通系はSuicaのみの利用で、形態としては「モバイルSuicaアプリで発行したSuica」ですが、チャージは「モバイルSuicaアプリ内にカードを紐付けて」ではなく「auペイアプリ内にこのSuicaを紐付けてauペイ残額から」行っています。
その場合、おそらくauペイのポイントは付与されるのではないかと思われます。


auペイのコード決済は、元々このプリカがあった所へいわばアプリの機能追加のような形で後から上乗せされた感じで、両者でチャージ残額を共用しているというのはけっこう便利だと思います。
コード決済とプリカ両方やっているというと携帯キャリアになるようで、ドコモやソフトバンクもプリカをやっているらしいですが、コード決済と残額を共有しているのかどうなのか、少し調べてみましたがどうも別扱いのように見受けられ、であればauペイはユニークな存在ということになります。
またそういったキャリア系のプリカはチャージできるクレカの種類も自社系列など割と限られているようでもありますし、それらと比べるとこのプリカは比較的対応クレカは多いように思います。
その他のプリカにしても、Kyashなどはアメックスに対応したのは割と最近のようですし、そういった中で当カードはそこそこ広いという印象です。


当プリカは冒頭に書いた通り元々はauの携帯電話を使っていた関係で作ったのですが、上記のようにauペイのコード決済はプリカとの共用残高という面で他のコード決済より便利とも感じており、その後昨年には携帯電話は楽天へと乗り換えたものの、経済圏ではauに留まっています。
ネット通販は楽天も使いますがどちらかと言えばアマゾン派ですし、クレカも楽天には惹かれるものの、あまりどこかの経済圏に寄せるのも改悪があった際など身動き取るのがえらい大変になりそうなので、当面は今まで通りそこそこの潰しが利く(還元率はそれほどではないですが)セゾンをメインで考えています。
銀行についても、コロナ時期に入った際にネット銀行を検討し、楽天にも惹かれましたがすでに口座を持っていた三菱UFJとauとの親和性からひとまずauじぶん銀行に口座を作ってみたので、結果、携帯をやめることになってもこのプリカは維持することができて(楽天にはプリカはないようですし)使い続けているという形です。


コード決済とプリカで残額を共用していることと還元率の話で、仮に上記のように「auペイアプリ内でSuicaチャージすればポイントが付く」ところ「モバイルSuicaアプリ内で当プリカでチャージするとポイントが付かない」といったことがある場合、私の実店舗での利用時の「同じauペイでも、コード決済を使うかプリカを使うか」問題と同じく、プリカのほうはマスターカードを経由しているためそこへの手数料が発生しているはずで、auとしては、プリカよりコード決済なり上記のauペイアプリ内チャージなり、他社への手数料が発生しないほうを使ってほしいと考えているはず、と思います。
そうなると、現時点では少なくとも実店舗での利用では「プリカもコード決済も同率の0.5%還元」ですが、将来的には「コード決済のほうを高めにプリカを低めに」といった差をつけ始めるのではないかとも考えています。
当プリカは、他のプリカがかなりIC化される中にあってもいまだ磁気式ですし、コード決済を始めたauとしてはあまり力を入れていないのでないか、下手すると先々廃止されるのではないかという予測も見聞きしますし、個人的にも「そう言われれば確かにそうかも」という気もしなくもありません。
ただ、今回レビューを投稿するに当たって少し調べたところ、ちょうどこの1月17日から3Dセキュア2.0に対応するというニュースを見つけましたので、auもまだまだこのプリカに対してやる気はあるのだなと感じます。


IC化については、個人的には基本賛成ですが、今のところやや細かい事情でむしろ磁気式(ICのカードでも磁気はありますが、当プリカのように磁気のみという方式)で助かっている面もあり、今ではかなりのカードがIC化された中にあっては逆にむしろ貴重でもあり、当面このままでも良いと考えています。
2020年に最寄りのスーパーで使い始めた際、いくつかのクレカと共に試したところ、その店ではICのカードは暗証番号入力で磁気の当プリカはサインが必要でした。
しかし暗証番号入力の機械がどうも使いづらい位置に設置されていて、サインするほうがまだ楽な感じだったので、当プリカを使うことにしたという経緯があります。
しかもしばらく使っているうちにサインレスに切り替わり、使い勝手の問題はほぼ解消しました。
(読み取りは店員に渡してやってもらうため、非接触という面ではイマイチではありますが…。ICのカードは店員に渡すのか自分で挿すのか、忘れました)
磁気式であると共に、最近のクレカではカード番号が裏面表示になったり完全ナンバーレスも出てきている中、当プリカのように番号が大きく書かれたカードを実店舗で店員に渡すというのはやや抵抗も感じますが、月の必要最少限であるせいぜい2~3万しかチャージしない残額で使っているため、何かあってもその被害だけだと割り切って使っています。

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レビューコメント

うーん、伝えたい事が色々あるのでしょうが、
ちょっと長いですね。